「うちもYouTube、やったほうがいいですよね」
経営者の方とお話ししていると、かなりの確率でこの話になります。
そして、たいていこう続きます。
- 本業が忙しくて、そこまで手が回らない
- 始めたはいいけど、3本で止まってしまった
- 何を話せばいいのか分からない
私は動画編集を600本以上手がけてきました。
今もYouTubeの撮影・編集・サムネイル制作・投稿に関わっています。
その現場から見ていて思うのは、会社のYouTubeが止まる理由は、やる気ではないということです。
この記事で分かること
- 会社のYouTubeが3本で止まってしまう本当の理由
- 経営者の負担を「月1回の撮影」まで減らす分け方
- 最初に作る3本を、どう決めるか
止まる会社は、だいたい社長が全部やろうとしています
先に結論を書きます。
続かない一番の原因は、1人が全工程を抱えていることだと思っています。
YouTubeを1本出すのに、実はこれだけの作業があります。
- 何を話すか決める
- 撮影する
- カットする
- テロップを入れる
- BGMと効果音を入れる
- サムネイルを作る
- タイトルと概要欄を書く
- 投稿する
これを本業のかたわらで全部やる。
1本目は気合いで出せます。2本目もなんとかなります。
ただ、3本目あたりで止まります。
止まったあと、多くの方が「自分は続けられない人間だ」と思ってしまう。
そうではなくて、1人で持つには工程が多すぎるだけだと思っています。

経営者に本当に必要なのは、この2つだけです
上の作業リストを見返すと、外に出せるものと、出せないものがあります。
外に出せないもの
- 何を話すか(会社の考え方は、社長にしか分からない)
- カメラの前で話すこと
外に出せるもの
- カット、テロップ、BGM、効果音
- サムネイル制作
- タイトル・概要欄
- 投稿作業
つまり、経営者に残るのは「話す内容を決めること」と「話すこと」の2つです。
ここを分けられると、続きます。
分けられないと、たいてい止まります。
撮影は、月1回にまとめられます
「でも、週に1本出すなら毎週撮らないといけないのでは」
これもよく聞かれます。
実際には、まとめ撮りができます。
私が関わっている現場でも、月に1回、半日ほど時間をいただいて、そこで数本分をまとめて撮ります。
毎週お邪魔することはありません。
まとめ撮りにすると、こういう変化が起きます。
- 経営者のスケジュールが月1回で済む
- 照明やカメラのセッティングが1回で済むので、撮影自体も早い
- 服装や背景がそろうので、シリーズとして見やすくなる
- 「今週撮れなかった」で投稿が飛ぶことがなくなる
最後の1つが特に大きいと感じています。
週ごとに撮っていると、忙しい週に1回飛びます。
1回飛ぶと、次も飛びやすくなります。そこから止まります。
先にまとめて撮っておけば、忙しい週でも投稿は続きます。
何を話すかは、すでに現場にあります
もう1つよく聞かれるのが、「何を話せばいいか分からない」です。
ここでゼロから企画を考える必要はないと思っています。
営業やお客様対応で、実際によく聞かれていることから始めるのが最短です。
- 料金はどれくらいかかるのか
- 依頼してから完成までどう進むのか
- 他社と何が違うのか
- よくある失敗は何か
現場で何度も聞かれている質問は、検索でも聞かれています。
つまり、需要がすでに確認されているネタです。
しかも、答えは毎日話しているので、台本を用意しなくても話せます。
ちなみに、見ている人がいるかどうかについては、心配しなくていいと思っています。
Google日本法人の発表では、18歳以上の国内月間視聴者数は7,370万人を超えています(2024年5月時点)。
参考:日本経済新聞
最初に作る3本の決め方
いきなり毎週投稿を目指さなくて大丈夫です。
まず3本作って、型を決めるところからで十分だと思っています。
おすすめはこの3本です。
- 会社紹介(5〜8分)… 何をしている会社で、何を大事にしているか
- よくある質問(8〜12分)… 料金、進め方、失敗しやすい例
- 人の紹介(5〜8分)… 誰が、どんな役割で働いているか
この3本を作ると、以下がまとめて手に入ります。
- 初めての人に見せる「入口」の動画
- 営業のときに送れる資料
- 採用ページに置ける動画
そして、できた動画は自社サイトにも埋め込んでください。
YouTubeに置いておくだけより、ホームページの中で見てもらったほうが、そのまま問い合わせにつながりやすくなります。
まとめ|大きく始めるより、続く形で始める
YouTubeは、やればすぐ売上が変わる魔法ではありません。
時間はかかります。
ただ、止まってしまう会社と続く会社の差は、意志の強さではないと思っています。
- 工程を1人で抱えていないか
- 撮影をまとめられているか
- 話す内容を、現場にあるものから選べているか
この3つを最初に決めておくかどうかだと感じています。
大きく始める必要はありません。
まずは3本、続く形で作るところからだと思っています。
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