2026年10月6日(火)。
今日は、以前から予定していた地元の企業さんを訪問してきました。
今回お邪魔したのは、看板の製作や施工などを手がけている会社です。
きっかけを作ってくれたのは、以前からお世話になっている先輩でした。
「もしかしたら動画制作の仕事につながるかもしれないし、会社のYouTubeを立ち上げるような話にも広がるかもしれないよ」
そんな話をいただいたことが始まりです。
私自身も、これまでやってきた動画編集やYouTube運用の経験を活かして、何か力になれることがあるかもしれない。
そんな気持ちで今回訪問させていただきました。
結果から言うと、この日に何か具体的な仕事が決まったわけではありません。
でも、それ以上に印象に残った言葉がありました。
それが、
「呼び寄せるのも申し訳ない」
という先方の言葉でした。
今回の記事では、そんな企業訪問の中で感じたことを残しておきたいと思います。
実は自宅からすぐ近くにあった会社
実際に行ってみると、自宅からかなり近い場所にある会社でした。
これまで何度も通ったことのある道沿いにあり、
「こんなに近かったんだ」
と少し驚きました。
今まで何気なく通り過ぎていた場所に、人とのつながりをきっかけに仕事の話をしに行く。
なんだか不思議な感覚です。
話してみると、思わぬ共通点が
事務所にお邪魔して話を始めると、地元ならではの話題も多く、いろいろなつながりがあることが分かりました。
特に驚いたのが、私が昔アルバイトをしていたお店で、先方の方も学生時代に働いていたということ。
まさかそんな共通点があるとは思わず、びっくりしました。
もともととても気さくで優しい方だったこともあり、仕事の話だけではなく、昔の話や地元の話など、自然と会話も盛り上がりました。
こういう偶然があるのも、地元で仕事をしていく面白さなのかもしれません。
YouTubeや動画について話してみる
もちろん、今回の訪問では動画やYouTubeについても話をしました。
動画を使った発信には興味があるそうですが、会社として費用をかけて本格的にYouTubeを運用するかというと、現時点ではそこまでではないというのが率直なところのようでした。
これは当然のことだと思います。
私は日頃から動画制作やYouTube運用に関わっているので、どうしても
「動画を使ったら面白いのでは?」
と考えてしまいます。
でも、すべての会社がYouTubeを必要としているわけではありません。
一方で採用については、
「今の時代、会社を調べるときにもYouTubeなどの動画を見る人が増えているよね」
という話にもなりました。
会社の雰囲気や、そこで働いている人の人柄を伝えるという意味では、動画だからこそできることもありそうです。
デジタルサイネージと動画制作の可能性
話の中では、デジタルサイネージについても話題になりました。
先方ではデジタルサイネージの設置なども行っているそうですが、その中で流す映像そのものを制作することは基本的に行っていないとのこと。
そこで、
「映像制作の部分で私がお手伝いできることもあるのでは?」
という話になりました。
ただ、実際の仕事の流れを聞いてみると、そんなに単純な話ではありません。
お客様との打ち合わせを重ね、内容を決め、契約につなげ、最終的に設置する。
その過程で、外部の動画制作者である私が毎回参加するというのは、なかなか難しい部分もあります。
そして、この話をしていたときに出てきたのが、今回一番心に残った言葉でした。
「呼び寄せるのも申し訳ない」という言葉
先方から、
「まだ仕事になるかどうかも分からないのに、そのたびに呼び寄せるのも申し訳ない」
という言葉がありました。
私はこの言葉が、とても印象に残りました。
こちらとしては仕事につながる可能性があるなら、打ち合わせに参加すること自体はもちろんありがたいことです。
だから最初は、
「そんなことまで気にしてくれるんだ」
という感覚でした。
でも、話をしているうちに、この一言にその方の人柄が表れているような気がしました。
自分たちの都合だけで、
「とりあえず来てもらおう」
とは考えない。
私の時間や移動のことまで考えて、
「仕事になるか分からないのに何度も来てもらうのは申し訳ない」
と思ってくださっている。
仕事の話をしているのに、相手の立場まで考えてくれている。
それが、とてもうれしかったです。
今回訪問して良かったと思った一番の理由は、もしかすると仕事の可能性を見つけられたことではなく、こういう考え方をする方と出会えたことなのかもしれません。
仕事だからこそ、相手への思いやりを忘れたくない
フリーランスになって仕事をしていると、
「案件につながるか」
「仕事をもらえるか」
「売上になるか」
どうしても、そんなことを考えてしまいます。
もちろん仕事なので、それも大切です。
でも今回、
「呼び寄せるのも申し訳ない」
という言葉を聞いて、改めて思いました。
仕事って、結局は人と人との付き合いなんですよね。
自分にメリットがあるかどうかだけではなく、
「相手に負担をかけていないかな」
「相手にとって本当に良いことなのかな」
と考える。
そんな小さな気遣いが、その人への信頼につながっていくのだと思います。
そしてこれは、私自身も仕事をするうえで大切にしたいことです。
「自分がやりたいこと」を押しつけない
今回もう一つ勉強になったのが、提案することの難しさです。
私は動画制作やYouTubeに関わっているので、
「YouTubeをやったら面白そう」
「動画をもっと活用したらいいのに」
と思うことがあります。
でも、それはあくまで私から見た話です。
相手がそれを求めているとは限りません。
大切なのは、
自分が売りたいものを提案することではなく、相手にとって本当に必要なものを一緒に考えること。
その会社の利益につながるのか。
負担にならないのか。
そして、一緒に取り組んで「やって良かった」「楽しかった」と思ってもらえるのか。
そこまで考えられる人でありたいと思いました。
ただの動画編集者ではなく「寄り添える人」になりたい
動画編集者というと、どうしても技術の話になりがちです。
カットが上手い。
テロップが見やすい。
映像がきれい。
編集スピードが速い。
もちろん、どれも大切です。
でも今回の訪問を通して、それだけではないと改めて感じました。
相手の話を聞く。
何に困っているのかを考える。
必要であれば提案する。
そして、必要がなければ無理に勧めない。
提案する力と、相手に寄り添う気持ち。
私自身も、そんな部分を大切にできるクリエイターになりたいと思います。
この出会いが、何かにつながればいい
今回の訪問が、これから仕事につながるかどうかは分かりません。
もしかしたら何かお手伝いできるかもしれない。
反対に、仕事としては何も始まらないかもしれません。
でも、それでいいと思っています。
普段、企業を訪問して直接話を聞く機会はそれほど多くないので、今回の経験そのものが私にとって、とても良い勉強になりました。
そして何より、
「呼び寄せるのも申し訳ない」
そんな言葉を自然に言える方と出会えたこと。
私にとっては、それだけでも今回訪問した意味があったように思います。
人とのつながりから仕事が生まれることもあります。
でも、仕事になる・ならないだけで人とのつながりを考えなくてもいい。
今回のご縁も、そんなふうに大切にしていきたいと思っています。
そして、こうした機会を作ってくれた先輩にも感謝です。
また何か進展があれば、話せる範囲でこのブログにも残していきたいと思います。
